最新の活動報告 労働条件改善の取り組み 政策・政治活動の推進
研修・セミナーの開催 交流会・イベントの開催


◆ 2006年度活動報告
 
 
第52回定期大会(25.3.9)

 3月9日、高田会館において開催。2024年度活動報告・会計報告・会計監査報告の報告事項を満場一致の拍手で承認。続いて2025年度運動方針案・予算案・役員選出案の議事事項も原案通り可決承認された。最後に参加者全員でガンバロー三唱をし、終了した。
 
※定期大会議事録
    『加盟組合・組合員のページ』



2024年度活動報告
◆ 労働条件改善の取り組み

1.2024年度春季生活闘争(賃闘)について
 2023春季生活闘争で約30年ぶりの大幅な賃上げを引き出したことからデフレからの脱却、インフレへの転換が見えてきたが、大手企業に比べ物価上昇分や人件費の上昇分を商品価格に転嫁が難しい中小企業は人手不足と相まって厳しい状況にあった。
 2024春季生活闘争は、連合集計で約33年ぶりに5%を超える賃上げとなったが、中小企業は大手に追い着かず格差が一層拡大した。物価上昇に見合う賃上げと人材確保の観点から「人への投資」を積極的に求め、労働者の生活維持と拡大を続ける大手企業との格差是正のため月例賃金にこだわった賃上げ獲得を目指す闘争を展開した。同時に働き方改革によるワークライフバランス実現に積極的に取り組んで行かなければならないことを確認した。
 私たち労働組合の積極的な行動により、今次春季生活闘争は組合員の期待に応えるとともに社会の一員として堂々と正義の闘いを展開した。
 
<2024春季生活闘争の集計>
集   計 2024妥結額(率) 2023妥結額(率)
 主要企業(厚生労働省) 17,415円 (5.33%) 11,245円 (3.60%)
 中小企業(都道府県) 10,712円 (4.01%)  8,012円 (3.00%)
 三重一般同盟 6,078円(5.88%) 7,819円(3.63%)

2.2024年度一時金闘争について
(1) 夏期一時金闘争
 夏期一時金闘争は、2024春季生活闘争において多くの組合で賃上げが前年を上回る結果となったが物価上昇が続いていることから、年間賃金の水準のさらなる引き上げを求めて、全精力を結集し闘争を展開した。
@闘争方針の策定
 2024春季生活闘争方針を基準に、要求基準、闘争日程等の2024年度夏期一時金闘争方針を次のとおり第2回執行委員会(2024.5.13)で決定した。
 要求基準を「基準内賃金の2.5ヶ月以上、金額で750,000円」とする。
 闘争日程は、要求書提出日5月27日、回答指定日6月3日、解決目標日6月14日と定め、短期決戦に備える体制を確立した。
A要求提出状況
 賃上げと同時に一時金の要求書を2組合が提出した。うち1組合が2月に年間要求、1組合が4月に夏期一時金要求であった。残る組合は4月中1組合、5月中1組合、6月中3組合が要求書提出を完了した。平均要求額は三重一般同盟基準を上回る800,000円となったが月数では2.22ヶ月であった。
B闘争結果
 夏期一時金闘争は連合集計で742,745円、2.52ヶ月で前年を上回った。また、経団連の大手企業夏期一時金妥結状況では大手企業の業種が好調なことから、前年に比べ4.23%の増加となった。
 三重一般同盟で夏期一時金を交渉した組合では、2組合で前年を上回る回答を引き出し妥結、4組合が前年を維持したが、1組合が前年を下回る結果となった。妥結額は単純平均で650,000円(前年対比20,000円減)、妥結月数では算出できる単純平均で1.95ヶ月(前年対比0.27ヶ月減)となり、夏期一時金では前年実績を金額、月数ともに下回る結果となった。年間所得の引き上げに向け各組合に年末一時金闘争での一層の奮闘を促すとした。
(2) 年末一時金闘争
 2024年度年末一時金闘争は物価上昇が続くなか円安を追い風に大手企業の業績は引き続き好調であったが、物価上昇で個人消費が伸びず人手不足が顕著となるなど中小企業には厳しい状況となった。 連合集計では741,142 円、2.47ヶ月でいずれも前年を上回った。また、経団連の大手企業年末一時金妥結状況でも前年2.11%上回っている。れわれは生活の維持・向上のため夏期一時金の上積みとともに、年間賃金の確保、引き上げと格差是正を求め精力的な取り組みを展開した。
@闘争方針の策定
 2024春季生活闘争方針を基準に、要求基準、闘争日程等の2024年度年末一時金闘争方針を次のとおり第5回執行委員会(2024.9.25)で決定した。
 要求基準を「基準内賃金の2.5ヶ月以上、または、750,000円以上」とする。
 闘争日程は、要求書提出日10月25日、回答指定日11月8日、解決目標日11月15日と定め、早期解決を目指すこととした。
A要求提出状況
 要求は10月中に2組合が、11月に5組合が要求書を提出した。1組合は8月に年間要求(冬・夏型)を提出した。
 平均要求額は三重一般同盟の要求基準「2.5ヶ月以上」に対し単純平均で2.34ヶ月、800,000円となり、金額で基準を上回ったが率では基準に届かなかった。
B闘争結果
 年末一時金闘争は連合集計で741,142円、2.47ヶ月で前年を上回った。また、経団連の大手企業夏期一時金妥結状況で大手企業の業種が好調なことから、前年に比べ2.11%の増加となった。
 三重一般同盟の妥結結果は3組合が前年を上回り、3組合が前年水準を維持したが集計のできる組合の単純平均で妥結額が653,333円(前年対比20,000円減)月数では2.21ヶ月(前年対比0.01ヶ月増)となり、金額で前年を下回ったものの月数で前年並みを確保したことは各組合が健闘した結果として評価したい。

3.退職金と労働協約の整備について
 下期経済闘争月間を10〜11月に設定し、年末一時金闘争とともに@退職金の引き上げ、A労働協約の締結・改訂を柱とする「2024年度下期経済闘争(秋闘)方針」を策定し、闘争を展開した。
 三重一般同盟全体の課題として退職金水準の引き上げに長年取り組んできたが各組合で進展がみられない。当面の到達目標である1,500万円を今年こそ達成するよう強力な取り組みを求めた。
 労働協約の締結・改訂については、労働関係法令改正への対応、改訂見直しの重要性、各種社内規定との整合性などに十分留意し、精力的に労使交渉を進めるよう加盟組合に要請した。

4.三重県最低賃金の改正について
 零細未組織労働者や非正規労働者の賃金に大きな影響力をもつ最低賃金が、三重県最低賃金審議会において審議され、下表のとおり発行された。三重県最低賃金(地域最賃)は昨年に引き続き改定された。引き上げ金額は三重県最低賃金が50円(5.14%)引き上げられ1,023円となった。産業別最賃は3業種で改定され電線が34円、電気機械が44円、輸送用機械が35円引き上げられガラス、鋳鉄鋳物、洋食器、一般機械は地域最賃と同額の50円が引き上げられた。全国加重平均は1,055円で51円の引き上げとなり、厚労省発表の目安額の加重平均1,054円を1円上回った。地域別の最高額は東京都の1,163円で、次に神奈川県1,162円と続き16都道府県で1,000円を上回った。最低額は秋田県の951円で今回の改訂ですべての地域が950円以上となった。全国的には20都道府県が目安額と同額の50円引き上げとなった一方で、27県は目安を上回る引き上げとした。

5.2025年度春季生活闘争対策について
(1) 2025春季生活闘争方針の策定
 加盟組合の要求づくりのベースを提起する目的で、2025春季生活闘争方針を第7回執行委員会(2024.11.8)において決定し、2月に全組合に示達した。方針の柱を@物価上昇を上回る賃上げ獲得A賃上げを始めとして労働条件の向上など「人への投資」による人材確保・定着B賃金の底上げ、格差是正C生産性向上による企業業績の拡大と公正な配分の確保と継続D賃上げの継続で個人消費拡大から経済の好循環につなげるとした。同時要求として働き方改革とワークライフバランス実現とした。賃上げが物価上昇に追い付かず実質賃金がマイナス圏で推移するなか、物価上昇を上回る賃上げを獲得することが絶対に必要であり社会の要請でもある。中小企業労働者の生活を守り将来への不安を払拭し、豊かで安心して暮らして いける社会を実現するため、大幅な賃上げを積極的に求めるものとした。
(2) 賃金セミナーの開催
 春季生活闘争に臨む情勢の把握と交渉力の引き上げをはかるため、加盟組合三役と企業の労務担当を対象とした2025賃金セミナー(春季生活闘争研修会)を1月31日に開催した。
 セミナーでは、特定社会保険労務士・菊地珠津季氏より「働きやすさと賃金の両立」について講義を受けた。その後、三重一般同盟から春季生活闘争方針の取り組みについて、加盟組 合における交渉の進め方等の説明をおこなった。
(3) 賃闘オルグの実施
 2025春季生活闘争でも「賃闘オルグ」を実施。今回も書記局が中心となり、加盟組合の執行委員会へ出席し、組合役員に三重一般同盟の方針の徹底を期すとともに次期春季生活闘争に向けた情報交換をおこなった。



◆ ◆政策・政治活動の推進

1.各選挙について

 2024年度三重一般同盟は10月の菰野町議会議員選挙と1月の亀山市長に候補者を推薦した。 また、10月衆議院議員選挙においては国民民主党三重県総支部連合会より支援要請があり、比例区で国民民主党を応援した。

(1)菰野町議会議員選挙の結果
 菰野町議会議員選挙において、三重一般同盟が推薦した内田親根候補が当選を果たすことができた。
【町議会選挙 10/22告示 10/27投開票】

選挙区 定数 推薦候補者 年齢 新旧 得票数 当落/順位
 菰野町 18 内田 親根 61 現7 無投票 当選    

(2)亀山市長選挙の結果
 亀山市長選挙において、三重一般同盟が推薦した櫻井義之候補が当選を果たすことができた。

【亀山市長選挙 1/19告示 1/26投開票】
選挙区 定数 推薦候補者 年齢 新旧 得票数 当落/順位
 亀山市 1 櫻井 義之 61 現5 11,558 当選/1位

(3)第50回衆議院議員選挙の結果
 10月27日投開票の衆議院議員選挙において、三重一般同盟が比例区で応援した国民民主党 が大幅に議席を増やし、大きく躍進する結果となった。


2.推薦議員団との懇談会開催について
 9月25日、アストプラザにおいて開催。推薦議員は県議会議員5名(三谷氏、稲垣氏、藤田氏、森野氏、川口氏)、市議会議員2名(加納氏、田矢氏)に出席いただき、三重一般同盟役員、政治・政策委員と政策課題について活発な意見交換をおこなった。



3.政策提言の策定について
 三重一般同盟は中小企業に働く者の地位向上を目指し、本年度も政策提言をまとめ推薦した県議会議員、市町議会議員を通じ、議会にその実現を働きかけた。



◆ ◆研修・セミナーの開催

 三重一般同盟では、毎年いくつかの研修会やセミナーを開催し、知識・情報の修得と資質の向上をはかっている。2024年度に実施した内容は次のとおり。
1.推薦議員団との懇談会
 9月25日、三重県勤労者福祉会館において推薦議員団との懇談会を開催。推薦議員は県議会議員5名、市議会議員2名にご出席いただき、三重一般同盟役員と政策課題について活発な意見交換をおこなった。出席議員は次のとおり。
〈県議会議員〉 三谷県議会議員、藤田県議会議員
稲垣県議会議員、森野県議会議員
川口県議会議員
〈市議会議員〉 加納四日市市議会議員
田矢津市議会議員
 
2.第31期労働学校 
 10月5〜6日、労働組合のリーダー作りを目的としたオータムセミナーを高田会館において開催。労働組合の重要性を認識することを狙いに、理論と実践形式で学習するカリキュラムのもと、講義や演習などの研修をおこなった。特に演習では、グループ毎にディベートで論じ合い討論のテクニックを学んだり、機関紙作りに挑戦したりし、仲間との共同作業を通じて連帯、団結の必要性を改めて認識した。
3.2024役員研修会
 11月8日、三重県勤労者福祉会館において開催。単組の三役を中心に3組合から14名が参加した。ディパワー/社会保険労務士・大地勉氏を講師に招き「労使協定から見た労働法の基本」を受講し、改めて三六協定・休日など労使協定を締結する際の知識について学んだ。
 
4.2025賃金セミナー
 1月31日、アストプラザにおいて「2025賃金セミナー」を兼ねた第57回労使懇談会を開催。単組の三役を中心に4組合から16名が参加した。特定社会保険労務士・菊地珠津季氏を講師に招き「働きやすさと賃金の両立 〜労使が挑む次世代の労働環境づくり〜」について講義を受けた。その後、三重一般同盟から春季闘争方針の取り組みについて、加盟組合における交渉の進め方等の説明をおこなった。



◆ ◆交流会・イベントの開催
1.2025新春旗開き
   2025年1月12日、津市新町「プラザ洞津」において開催。役員9名、AAO・ひまわり役員8名、単組役員18名、役員OB3名、来賓8名の計46名が集い、磯和会長代行から今年の課題と決意が述べられ、三重一般同盟の活動への協力を改めて要請する挨拶があり、幕を開けた。
 後半は、AAO・ひまわりが仕切るアトラクションで盛り上がった。出席組合や、AAO・ひまわりが主催するゲームなどがあり会場を沸かせた。
 
2.女性委員会「ひまわり」の行事
  (1) ひまわり・AAO合同料理教室開催について
 2024年9月7日、第34回総会終了後、岩ア恭子先生を講師に迎え、「ひまわり・AAO合同料理教室」を久しぶりに開催。普段料理をしない参加者も協力して取り組み、またグループで料理をすることで単組間の交流も深めることができました。
 
※詳しくはコチラをご覧下さい。
 
3.青年委員会AAOの行事
(1)ひまわり・AAO合同料理教室開催について
 2024年9月7日、第31回総会終了後、岩ア恭子先生を講師に迎え、「ひまわり・AAO合同料理教室」を開催。ひまわりとの合同行事ということもあり労組間、男女間の交流を図ることができ、好評でした。
(2)AAO主催「Outdoor in 鈴鹿」の開催について
 スポーツとアウトドア行事を一体化した『卓球大会&バーベキュー』を2024年6月8日に開催。青年・女性組合員が鈴鹿青少年の森に集まりました。前半のゲームでは単組バラバラでチーム編成し、ポイント制による卓球大会をおこないました。バーベキューでの豪華食材獲得に向け奮闘しました。その後、参加者はバーベキューを楽しみながら和気藹々と交流を深めました。
 
※詳しくはコチラをご覧下さい。


4.第95回三重県中央メーデー
 2024年4月27日、連合三重と津地協共催の『三重県中央メーデー』が津市お城西公園において開催され、三重一般同盟から3名が参加した。
 今年のメーデースローガンは『連帯の力で 平和と人権を守り 誰もが安心して暮らせる新たなステージへ! 被災地の復旧・復興に向けて みんなで支え合い・助け合おう!』が掲げられた。




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